「応答せよ1997」①
あああーーー完走しました!!
最高でした!!!!泣
2013年、たしかApinkにややハマりしてた頃ウンジが出てるドラマということで見始めた本作。
当時今のように便利な動画サイトが無く英語字幕の動画を実家のパソコンに張り付いて必死に視聴。(2013年って6年前...???2013年をもう当時とか言わなければならないのにビビる)
その時もめちゃめちゃ感動した記憶があるんだけど、5年ぶりに見てまたもやめちゃめちゃ感動しました...。
はぁ、何て良いドラマなんだろう...
構成も音楽も台詞も全てにおいて言葉にすると陳腐になるけど、センスがあるとしか言いようがない。
最後の最後のオチまで、ラスト5分まで、視聴者をあっと言わせる仕掛けがあって。
韓国ドラマって世間の反応によって脚本が書き換えられたり最終話を放映日の朝に撮り終わってバタバタで最終話尻すぼみみたいなのも多いんですよね。
ただこのドラマは脚本家や監督が自分達の伝えたいこと、プロットを最後まで信じて貫き通したんだろうなっていう一貫性が感じられる完成度でした。(信じたものが大当たりだったわけですね)
いいドラマを観た時のこの心が震える感じはどう処理すれば良いんでしょうね?
終わってしまった寂しさと押し寄せる感動のくすぐったさを毎度処理するのに時間がかかります笑
とりあえず好きなシーンの抜粋。
※ネタバレだらけなので未視聴の方は回れ右です!笑
・「まんなじまっか?」
はぁ...これを語らずしてうんだっぱらは語れない。
ユジョンに告白された事をシウォンに伝えてシウォンから「どうするの?」と聞かれたユンジェ。
伝説の「만나지 마까?..(付き合わないでおこうか?)」の三連発。
付き合わない方が良いよな?
意味分かってるだろ、俺がユジョンと付き合うの嫌じゃないか?
付き合わないでって言ってくれよ...
の意味を含んだ三連発。
この後誕生日プレゼントでシウォンにもらった「何でも願いを聞く」券を使って「付き合わないでって言ってくれ」ってーーー泣
強く切なく揺れる10代のユンジェの目!!!
これを演じた24歳(当時)のイングク氏がほんとにすごい。
・ユンジェとシウォンの関係
シウォンの飲みかけ牛乳?を無言で飲むユンジェ。
ストローそのまま間接チュー。
ユジョンに貰った飲み物はストロー外して飲む。
は〜〜他の女には鉄壁で好きな女にだけ心開いてる感たまらん〜
この一動作でユンジェにとってシウォンの存在が特別なんだなって何の台詞も無しに伝わる演出がさすが。
この後の回でも食べ掛けをお互いナチュラルに食べたり、お互いの嫌いなものを相手に無言であげたりと「生まれた時から1日も会わない日はなくて、一から十までお互いの事全部知り尽くしてる幼馴染」って設定がすんなり入ってくるかつときめきますね。
・初恋に落ちた瞬間
メガネっ子だったシウォンが高校の入学式でコンタクトに変えた日。
いつものようにシウォンの家で朝ごはん食べて、部屋から出てこないシウォンに「何してるんだよ」ってドア開けたらメガネじゃないシウォンがいて、初めて幼馴染を「可愛い」と思った日。
ずどーんと恋に落ちた瞬間!!!!!!
はぁ...この時のシウォンのこれから始まる高校生活にウキウキしてる感じと、衝撃で時が止まってるユンジェの対比がまたいい...。
・「늦어서 미안한다....(遅くなって悪かった)」
私の視聴した韓ドラ名場面ランキングトップ3に入る名シーン。
他の細かな部分は5年でほぼ忘れてたけど笑、この心揺さぶれたシーンはずっと覚えてました。
変質者に後付けられてるシウォンと電話繋がって
「どこいるんだ?どこだ?分かった!!!」
(この顔btobソンジェにめちゃ似てる)
自転車にぶつかり裸足になって血出たのも気付かない程、全力で走って助けに行くユンジェ。
かっこよおおおおおお!!!!!
「遅くなって悪かった...」
個人的にこのシウォンを助けた時の第一声の息切れ切れで言う「遅くなって悪かった」がめちゃめちゃときめいたんですけど...
ユンジェは彼氏じゃないし何ならこの時2人は微妙な空気になってるのに、電話掛け続けて助けに来てくれて、「お前何してるんだよ!こんな夜に出歩くな!」って怒ってもいいのに(この後怒りますが)、第一声が「遅くなって悪かった」なんです。
優しさと愛が詰まった一言...!!
シウォンに何かあったらどうしようと心配心配で仕方なくて、真冬なのに半袖裸足で血出しながら全力で助けにも行き、いざシウォンに会ったら見たことない程怯えたシウォンがいて。
もっと早く助けに来ればよかったのに遅くなって、怖い思いさせて悪かったって...。
すき!!!!!!!!!!!
この状況に何も言葉が出てこないシウォン。ありがとうの一言も言えない。
だんまりシウォンが心配になったユンジェが「もう少し一緒にいようか?」って言っても何も言えず...。
「寝ろよ」って流血した腕と裸足で走り傷だらけであろう足を引きずり帰るユンジェを無言で見送るシウォン。
このシウォンの無言でだんまりの表情とかすごく現実味があって!!!
普通のドラマだと、ヒーローがヒロインをピンチから救ったあと「心配したんだぞ...無事で良かった...」とか言ってヒーローがヒロインをハグしてヒロインもドキドキしちゃうみたいな展開になりませんか?!?!
正直私もそういう展開期待してたけど笑、よりリアルさを追求したこの演出に感動しました。
変質者への恐怖の余韻もありつつ、本当に恐怖を感じた時に私より弱いって侮ってたユンジェに助けられて、力強い逞しい腕に抱えられ、やっぱりユンジェは男なんだって初めて自覚して戸惑って何も言えないんですよね。
その辺りの感情の揺れが、間と視線で表現されてて流石...!
このドラマを好きな理由が、このシーンもそうですけど「現実味」。
シウォンは近所のコンビニでのバイト帰りって設定なんですけど、すっぴんで髪は適当に結んで後れ毛だらけ、よく分からないオレンジのボーダーのシャツに長ズボン、くたびれたリュック。
実際高校生ってこんなんじゃなかったですか?!?!
学校でもそうなんですけどシウォンの身なりの適当さがリアルな高校生らしくて!
後れ毛出して片側に高くポニーテールするのとか
スカートの下にジャージ履くのとか
めちゃめちゃ懐かしい!!!!
こういう細やかな「現実味」のおかげで、架空のドラマ世界の話としてではなく、それぞれの過去と重ね合わせて懐かしくエモくなりながら視聴出来るんだろうなと思います。
全然書ききれないので②に続く..!(多分)